UK、US amp; Japan madeのビンテージ・テープエコーの秀作機を徹底解析し、strymon独自のdTapeテクノロジーを開発。代表的な3種類のテープエコー・マシンのサウンドを酷似に再現。更に、それらのディメンションを超えて“El Capistan”は登場しました。他のstrymon同様、超高速DSPだから実現できた素晴らしいサウンドをお楽しみください。
◆ 主な特徴
3種類のテープヘッド・モード El Capistanに搭載された3種類のテープヘッド・モードは、ヘッド位置が固定されたテープエコー・マシンの特徴と、テープスピードが固定された機種それぞれのエッセンスを網羅しています。 fixed TAPE HEAD モード(固定ヘッド・モード) このモードでは、「TIME コントロール」はテープのスピードを調節します。 A:ショート・ディレイ/タップテンポ:16分音符 B:ミディアム・ディレイ/タップテンポ:付点8分音符 C:ロング・ディレイ/タップテンポ: 4分音符
multi TAPE HEAD モード(複数ヘッド・モード) 3つのヘッドから動作するヘッドを2つ選択します。「TIME コントロール」はテープのスピードを調節します。 A:ヘッド1と2が動作します B:ヘッド2と3が動作します C:ヘッド1と3が動作します
single TAPE HEAD モード(スライド式ヘッド・モード) テープ・スピードを固定し、録音ヘッドから再生ヘッドまでの距離を調節することによって、ディレイ・タイムを決めるモードです。「TIME コントロール」はスライドするヘッドの位置を調節します。 A:テープ・モーターの速さが2倍の速さに固定されます。高音質の再生音と短いディレイタイムが再生されます。 B:テープ・モーターの速さが通常の速さに固定されます。劣化の多いの再生音と長いディレイタイムが再生されます。 C:ルーパーとして使えるSound on Soundのモードです。
小さな筐体に秘めた充実のコントロール Tape Crinkle:摩擦やシワ、汚れ、継ぎ目などテープに発生している異常を再現します。最小値で手入れされた新品状態のテープを再現し、最大値で劣化してグチャグチャの状態のテープを再現します。このパラメーターは、テープ・スピードに影響されてサウンドが変化します。 Tape Bias:テープ・マシンのバイアス調整の状態を再現します。高い設定値ではヘッドルーム(録音レンジ)が狭く音量が低くなります。低い設定値ではヘッドルームの広くなるため、クリーンなサウンドが得られます。 Low End Contour:リピート音の低域を調節します。原音に近い周波数帯域の再現から、ハイパス・フィルターをかけたサウンドまで再現する事が出来ます。ビンテージのエコー・マシンには低域が削られたサウンドを生み出すものがありました。 Spring Reverb:スプリング・リバーブの追加量を調節します。最大値でスプリングの質感が最大限に生かされます。 +/- 3dB Boost/Cut:エフェクトがオンになった時の音量を3dBのブーストまたはカットすることができます。 El Capistanに搭載されたノブ・コントロールは、本体に記された通常のコントロール以外にも、Tape Biasを調整したり、テープの摩擦やシワを再現したり、Reverb搭載のテープ・エコーを再現するコントロールなど、これまでの歴史上に存在した様々なテープ・エコーに限りなく近づけることが可能です。